前語り
お久しぶりです。たみにゃすです。
今回は最終日3日前まで2000位でしたが
最終日が土日だったこともあり、なんとか2桁に残れました。
20時台に14位までいけたので、そのまま放置してフィニッシュ。
オフで「たみにゃすさん毎回放置ですよね(笑)」
とツッコまれたり
DMで「1桁目指してがんばってください!!」
など応援メッセージを頂いたりもしましたが…
すみません。今回も放置して24時前に寝ました。
体力のない一般社会人に朝9:00終了は無茶ですって涙
1日夜更かしすると1週間を棒に振るので、失うものが大きすぎる…
結構最後までやられている方もいますが、彼らはモンスター(ほめ言葉)だと思います。
シーズン24で8回目の最終2桁。
これからも3回に1回くらいのペースを目標に無理のない範囲で楽しんでいきます。
目次
構築経緯の経緯
構築経緯に入る前に
そもそも構築作りの方針についての話をします。
いつものごとく長々とします。
読みたい人だけ読んでください。
レギュHは最も苦戦したルールでした。
でも、苦戦して試行錯誤したおかげで
いつも勝てていた時に無意識にやっていたこと
を発見することができました。
それは
「ルールを解釈」して「ルールありきで構築を作る」ということです。
一番簡単なのは禁伝ありのレギュGでしょう。
「1匹まで入れられる数値の高い禁伝ポケモンをたくさん選出できる構築」
が強かったですよね。
ルールそれぞれに適した構築の組み方があるわけです。
まずはそこを自分の中で明確にしておくのが大事だと思います。
「環境の把握よりも先にルールの把握」
ってことです。
環境は一瞬で変わったりもしますが、ルールは一定期間固定です。
ルールに適した構築の組み方 を把握しておけば
環境の一変にも対応しやすくなります。
ということでレギュHの解釈をしていきます。
※
あくまで個人の解釈なので、これが正解という話ではないです。
こんな風に自分で解釈をした上で構築を作るとブレがなくなって良い という話です。
レギュHは
です。
その中で
①カイリューやらガチグマやらブリジュラスなど
特性や技のスペックで突出するポケモンが数匹いる
※以下ハイスペックと称します。
②グライオンやキョジオーンなど
数的不利=負けに直結するポケモンがいる
というところがポイントになるでしょう。
まずは①ハイスペックに対する捉え方です。
ハイスペックを
・使うことをメイン戦術にする
・対策することをメイン戦術にする
自分はどちらに回るかを決めたいです。
正直ここまではどちらを選んでも構築作成の難易度はさほど変わらないと思います。
結論からいきますが
①で対策する側を選んだ場合
②を乗り越えることが非常に難しくなります。
例えば
ハイスペック勢を受けようとする場合
ヘイラッシャなどの高耐久ポケモンを毎回選出する必要が出てきます。
ハイスペックポケモンとTODポケモンが両方採用されている構築と対戦する場合
選出が神頼みになりがちです。
補助→全抜きエース
でハイスペックに抗おうとする場合も同様です。
補助役1匹を失うことを前提とするので
自分は補助→全抜きエースの構築が大好きです。
自分の大好きな構築があの毒サソリにいじめられる姿はもう見たくないです。
ということで
ハイスペックを対策する側に回るのは修羅の道であることが予想されるので
とりあえずこのルールはハイスペックを使う側に入るのが無難でしょう。
この場合はハイスペック対策を対策することになるわけですが
間違いなくこっちの方が楽です。
だって他のポケモンは数値が低いですからね。
選出でもハイスペック2匹&対策の対策枠1匹
みたいな選出で十分事足ります。
これがハイスペックを対策する側となると
3匹がかりで一致団結して対策する
みたいな感じになります。
前者は対策枠を1匹考えるだけでいいですが
後者は3匹の並びを考える必要があるのです。
そりゃ難易度はえらい違いだわな
って話です。
環境が変わったら3匹考え直し
なんて結構地獄です(笑)
そういうわけで私は
レギュHのルールに適した構築作りの方針を
ハイスペックポケモンを中心としたメイン戦術を作りつつ
ハイスペック対策の対策を 環境に合わせてマイナーチェンジしていく
ということにしました。
構築経緯
ということで使った構築はこちら
ハイスペックなポケモンで固めることを決めた(前章参照)ので
代表格であるカイリュー、ブリジュラス、ガチグマ
の採用は前提として構築を考えました。
そして、構築作成の初めの段階ではこの3匹を基本選出として考え始め
基本方針を
★この3匹の型を環境に合わせて調整
★どうしてもこの3匹で対応しきれない相手が出た場合
基本の3匹のうち2匹とセットで選出できる対策枠を採用
★どんな相手にも高い数値を活かしたスタンダードな戦い方をする
としました。
ルールの把握
→基本方針をつくる
→→環境に合わせて調整
という思考の順番が個人的には良さそうに思ってます。
方針がない状態で環境に合わせて変更しようとするとグチャグチャになりやすいです。
まずは間違ってもいいので方針を固定させるのがよいかと思います。
それでだめならおそらくルールの把握が間違っているので
そこを見直すと良いかもしれません。
さて今期の具体的な話に移ります。
1.ガチグマ
メインの先発役として想定。
基本の3匹の中でガチグマを先発として考えた理由ですが
カイリュー、ブリジュラスは積み技を自然に採用でき、
環境に応じて逆転札として使えるようにもなるので
この2匹は2番手以降を想定しておいた方が、後々構築作成が楽だ
と判断したためです。
スタンダードな構築の先発をするのであれば
ほしい性能は数的有利を奪える対面性能です。
なので持ち物はチョッキを選択。
タスキでない理由はクエスパトラに打ち勝つため。
オオニューラ相手にも繰り出せるようにテラスはゴーストを選択。
コノヨザル相手にも出せるようにテラバーストを採用。
後述しますが、最終的には先発一番手から離脱することになりました。
補完枠を考えている際
たまたま他にもっと汎用性に富んだ先発要員を見つけたためです。
結果、ガチグマは
クエスパトラ、コノヨザル入りに対する先発
という限定的な役割を担う形になりました。
2.カイリュー
ガチグマ、ブリジュラス、カイリューの並びでは
ウルガモスが非常に重いため
テラスは炎を選択。
先発のガチグマがテラス権をそこそこ使用することが予想されるため
テラスなしで最も強い型
という意味で準速のスケショ型を選択
3.ブリジュラス
主に2番手としてラストのカイリューが活躍しやすいように
ということを意識しました。
基本の3匹では相手の積みスケショドラゴンが重いため
持久力を選択。
スケショドラゴンが軒並み地面技を持っているため持ち物は風船を選択。
カイリューが無傷の持久力ブリジュラスと対面すると辛いため
相手のブリジュラス対面にて
勝つか、負けるにしても流星群を打たせる型
としてCS最速型を選択。
ここからは補完枠の3匹について
基本の3匹では勝ち辛い相手が
・とんぼ返り持ちのマスカ、オオニューラ
・グライオン、キョジオーン絡み
・イエッサン絡み
であるとして考えました。
4.オオニューラ
マスカ、オオニューラ、アシレーヌ
に安定して勝てそうな先発枠として採用
ミラーを制するため及び
後出しスカーフサーフゴーに勝つため
にオボン持ちのかるわざ型を選択。
裏の風船ブリジュラスと絡めて有利に立ち回るために
ねこだましを採用。
初手のCSブリジュラス意識でSはブリより遅いラインを選択。
結果としてこの子がメインの先発要員になっていました。
ガチグマでもオオニューラでもどちらでも勝てた
という試合も多かったですが
マスカ、オオニューラの型にビクビクせずに済むのが精神的に良かったです。
あと風船CSブリジュラスとの補完が想像以上に良すぎたのがうれしい誤算でした。
5.マスカーニャ
グライオン、キョジオーン絡みに強い枠として採用。
グライキョジに勝つため、身代わり&やどりぎ型を選択。
グライオンと良く組まれているドラパルトを意識してフェアリーテラスを選択。
基本方針に則り、スタンダードな戦いにも参加させたかったため
火力の出せるAS型を選択。
持ち物は必須のものがなかったので
勝ち筋を1つ増やせるという意味でチイラのみを選択。
ドオー等
環境に少なく意識はしていないがたまに当たると厄介
みたいなポケモン全般が大体この子でなんとかなったので、非常に便利でした。
6.ヘイラッシャ
イエッサン絡みに強い枠として採用。
イエッサン意識で悪テラスを選択。
悪テラス後、イエッサンとよく組まれるオオニューラに対しても戦っていけるように
呪い型を選択。
アンコール持ちのイエッサンにも戦えるように
あくび守る型を選択。
以上で構築が完成しました。
最後までこれといった苦手構築はなかったので
バランスの取れた強い構築だったと思います。
MVPは風船ブリジュラスかな。
風船=最速ではないし火力もないだろう
個体紹介
1.ガチグマ
189(4)-*-141(4)-205(252↑)-96(84)-93(164)
ブラッドムーン/しんくうは/だいちのちから/テラバースト
テラス:ゴースト
持ち物:とつげきチョッキ
クエスパトラ、コノヨザルに対する先発要員
すばやさはミラー意識で出来るだけ速く。
テラバはコノヨザルに勝つために採用。
耐久コノヨだと怪しいので
ふんどに対して
後出しで上から叩けるマスカーニャとセットで選出するのがオススメ
2.カイリュー
いじっぱりASぶっぱ
スケイルショット/じしん/りゅうまい/炎のパンチ
テラス:炎
持ち物:いかさまダイス
基本選出のエース枠
ウルガモス、アマガに強い炎テラス型。
じしんと神速は迷ったが、ブリジュラスを意識してじしんを採用。
ガチグマ、オオニューラをゴールドラッシュで仕留めに来るサーフゴー
を起点に積んでいける点がGoodでした。
ステロを撒かれていてもタイプ受けで強引に1回積めるのが強かったです。
3.ブリジュラス
おくびょうCSぶっぱ
とくせい:じきゅうりょく
テラス:飛行
持ち物:ふうせん
基本選出の2番手つなぎ役。
今期の勝ち馬。
後述されるメインの先発要員であるオオニューラとの補完が抜群によかったです。
オオニューラ先発が裏目となるガブリアス、カイリュー対面において
安心安全の退き先となってくれました。
オオニューラ&ブリジュラスの並びはサーフゴーが重そうに見えますが
CSサフゴならブリの10万+オオニューラのじごくづきで落とせるんですよね。
ふうせんを見て出てきた後出しサフゴに対して10万を当てて
シャドボに対してオオニューラに引いて仕留める
みたいな動きは結構多かったです。
耐久型のサフゴが流行りだすなら
10万のところを悪の波動にする予定でしたが
見かけなかったのでやめました。
10万採用の理由はヘイラッシャに流星群を打たずにダメージを与えたいからです。
カイリューオオニューラと組むことが多いので
ヘイラッシャに対する安定したダメージソースがほしかったです。
4.オオニューラ
187(252)-196(228↑)-84(28)-*-100-140
とくせい:かるわざ
テラス:悪
持ち物:オボンのみ
基本選出の先発要員。
配分は適当です。
なぜHAに振りきらなかったのか、一切覚えていません(笑)
コノヨザル、クエスパトラがいなければほぼ先発として出しました。
ねこだましがあることで裏の風船ブリジュラスとセットで
ガチグマのゴーストテラスがプチ流行していたので
実はガチグマ対面が一番難しかったです。
裏の風船ブリに一旦退く みたいな立ち回りをすることもありました。
こちらにマスカ、オオニューラがいるため
普通のノマテラガチグマは中々初手から出てこないです。
となると、毒テラスのあくび耐久型がゴーストテラスの可能性が高いです。
いずれにせよ初手オオニューラに対してはテラスをして攻撃してくるので
風船ブリへの退きが成立しやすいです。
とはいえ普通にオオニューラで殴りにいくこともありました。
相手の裏にオオニューラ受けがいるならそのまま殴りにいく。
いないならブリジュラスに退く
みたいな判断をしていました。
ただこれは相手を信頼した読み行動なので
もしレンタルを使われる方がいるなら
順位と実力が比例しない序盤では成立させにくいと思うのでご注意を。
5.マスカーニャ
ようきASぶっぱ
とくせい:しんりょく
トリックフラワー/はたきおとす/みがわり/やどりぎのたね
テラス:フェアリー
持ち物:チイラのみ
グライオンやキョジオーンなどの絡め手構築を倒す枠。
終盤になるとこれらの絡め手ポケモンが
普通のスタン系の構築にワンポイントで採用されるケースもよく見られました。
なので、もし対策先のポケモンが出てこず、スタンダードな選出で来られた場合にも
足を引っ張らないように火力のあるASとしました。
チイラのみ&しんりょく発動のトリックフラワーは盤面をひっくり返す切り札として重宝しました。
発動機会はそこまで多くなかったですが
「この勝ち方が残っている」という前提で立ち回れるので
余裕のある動きができる場面を増やすことにも貢献してくれました。
6.ヘイラッシャ
257(252)-120-154(36↑)-*-113(220)-55
ウェーブタックル/のろい/あくび/守る
テラス:悪
もちもの:食べ残し
イエッサン系統の構築に出す枠
兼
バトン積み展開にTODを仕掛ける枠
配分は前期のどこかの記事からそのまま頂いた記憶。
この配分にされている方が複数名いた気がするので有名な配分なのかもしれない。
調整先は不明。ブリジュラスのテラスエレビを何回か耐えた。
ー蛇足ー
自分は役割を遂行できるかできないか しか気にしないので
配分については結構適当なことが多いです。すみません。
役割対象に負けたらそこで初めて配分について考え始めてます。
ーー
選出率はかなり低かったが、選出圧力の部分で貢献度が高かったです。
対戦中盤あたりで、全対応が苦しくなってきたときは
相手の選出や型に狙いをつけた立ち回りをする必要が出てきます。
そうなったときにヘイラッシャの存在によって狙いの精度が格段に上がります。
こういうポケモンは枠に余裕があるなら積極的に採用していきたいですね。
選出
ー対クエス、コノヨ入り
ークエス、コノヨがいない場合
オオニューラ→ブリジュラス→カイリュー
※相手にガチグマ、ヘイラッシャ、ブリジュラス
のうち2,3匹が相手にいた場合はカイリューのところをガチグマにしていました。
ー対キョジ、グライ入り
マスカ+ガチグマorブリorカイリュー
ー対イエッサン
ガチグマ→ヘイラッシャ→カイリュー
おわりに
レギュHでようやく結果を出せて一安心。
このルールが一番理解に苦しみました…
数値が低くて対応力が低くなる分を
環境読みと、狙いを絞った対策でカバーする
みたいな感じっぽいですね。
最終日付近の環境把握と急ピッチの構築修正が大事になってくるルールだな
と痛感しました。
こうなってくるといよいよ仲間を募って情報交換できる環境が大事になってきそうですね。
仲間でありライバルでもあるというのが中々難しいところですが涙
私でよければ微力ながらお手伝いします。
無料の匿名質問箱やら有料のコーチングやら色々やっていますので
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